導入
「生成AIにコードを書かせても、それを動かすPCが悲鳴を上げている」
「24時間botを動かしたいけれど、メインのMacBookを開きっぱなしにはしたくない」
最近、仕事のスタイルが「自分で書く」から「AIに指示して動かす」に変わるにつれ、愛用していたMacBookの処理能力と運用方法に限界を感じるようになりました。
そこで、人柱覚悟で導入したのが、手のひらサイズのミニPC「GEEKOM A5 Pro」です。
結論から言うと、「安かろう悪かろう」という偏見は完全に裏切られました。今ではMacBookの出番がなくなり、この小さな箱が私のデスクの心臓部となっています。今回は、生成AIの母艦として実際に使ってみたリアルな感想をレビューします。
商品概要
- 商品名
- GEEKOM A5 Pro ミニPC
- 購入時期
- 2025年11月
- 価格帯
- 5万円台〜(記事執筆時点の実売価格)
- 特徴
- AMD Ryzen 7搭載、Windows 11 Proプリインストール、超小型筐体
実践レビュー:MacBookよりも快適な「AI母艦」として
デスクの隙間に収まる「最強の黒子」

写真をご覧ください。普段使っているメインモニタの下、わずかな隙間に収まっているのが今回の主役です。MacBookを使っていた頃は、デスク上のスペースを占有していましたが、これは存在感がほぼゼロ。しかし、中身はモンスター級です。
生成AIによる「重さ」からの解放
購入の最大の動機は、生成AIの活用によるマシンスペック不足でした。ローカルでコードを走らせたり、複数のブラウザタブでAIツールを並行作業させたりすると、MacBookではファンが唸り、動作がもっさりとしていました。
しかし、A5 Proに切り替えてからは世界が変わりました。Ryzen 7のマルチコア性能のおかげか、自動化スクリプトを裏で常時走らせながら別の作業をしても、全く遅延を感じません。「MacBookより快適」というのは、正直予想外の嬉しさでした。
常時稼働Bot 兼 リモート母艦として
現在は、生成AIで作った自動化コードやBotを24時間走らせる「専用サーバー」のような役割も担わせています。普段はモニターに繋いで作業していますが、出先や別室からは「Chrome リモート デスクトップ」などでアクセスして状況を確認することも可能です。ノートPCと違いバッテリーの劣化を気にする必要がなく、安心してつけっぱなしにできるのもミニPCならではのメリットです。
良かった点
- Macユーザーが悔しがるほどの「コスパと性能」
正直、「数万円のミニPCなんて、Web閲覧くらいしかできないだろう」と高を括っていました。しかし、実際に生成AIのタスクを回してみると、メイン機として十分すぎるレスポンス。MacBookと同等以上の作業ができ、価格は数分の一です。 - 24時間稼働でも気にならない「静音性」
「Bot用に常時起動」となると気になるのがファンの音ですが、驚くほど静かです。高負荷時には多少回りますが、キーンという不快な高周波音はなく、生活空間(モニターの真下)にあっても全く邪魔になりません。 - 拡張性の高さ
このサイズでUSBポートが充実しており、メモリやSSDの換装も容易な構造になっています。今回は吊るしの状態で使っていますが、将来的にスペック不足になっても手当てできる安心感があります。
気になった点
- 「安かろう悪かろう」という先入観との戦い
製品自体に不満は全くありません。ただ、購入ボタンを押すまでに「GEEKOM?聞いたことないメーカーだけど大丈夫か?」という心理的なハードルがありました。結果的に杞憂でしたが、Apple製品のようなブランドの安心感をお金で買いたい人には向かないかもしれません。 - モニターや周辺機器は別途必要
ノートPCからの乗り換え組が注意すべき点として、当然ですがモニター、キーボード、マウスは別途必要です。私の場合は既存の環境(モニター下)に組み込みましたが、完全にゼロから揃える場合はトータルの出費を計算しておく必要があります。
こんな人におすすめ
- 生成AIやプログラミングで、今のノートPCが重いと感じている人
- MacBookの価格高騰に疲れ、コスパの良い乗り換え先を探している人
- 24時間稼働のbotやサーバーを、省スペースで構築したい人
「PCは高いほど良い」という常識を疑うきっかけになった一台です。MacBookが重いと感じたら、高い買い替えを検討する前に、この小さな巨人を試してみる価値は十分にあります。